大阪府和泉市黒石町の集落内にある。「黒石塚穴古墳」とも「黒石1号墳」とも呼ばれるらしい。2024年1月17日(水)訪問。
古墳周囲は狭い道なので車は停められないが、150m程南側に停めるスペースがある。
赤〇が黒石古墳(東望)
なお、近くにバス停がある。
黒〇=バス停 緑丸=黒石古墳 赤い小さな🔴=駐車可能位置
バス停
バス路線図と時刻表
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6世紀後半築造の径20m程の円墳だったらしい。全長9.2mの横穴式石室が残る。大正時代の「泉北史蹟志料」には数十基あったとされるが、現在はこの1基が残るのみ。
開口部は小さな祠の様になっており、パット見は古墳と気付かないし、石室が遺存するとも思えない。
横穴式石室は、祠の扉を開けた裏にある。祠の高さ145㎝。
開口部はブロックで補強されている。現存する羨道長3.5m程・幅(開口部側)1.65~(玄門側)1.9m前後・高1.7m強。
なかなか立派な玄室で、奥壁前には小さな祭壇が設えられている。玄室長4.8m程・幅2.4m程・高2.3m程。奥壁は大きな1枚岩の上に3石。
側壁は割と丁寧に加工されている。
両袖式で袖石は結構大きな1枚岩。
天井部は、羨道も玄室も大きな石材。
羨道天井(北望) 玄室天井(南望)
【参考】
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黒石古墳の西にある西福寺境内には、本墳石棺の蓋と伝わる板石碑がある。