一須賀いちすか古墳群は、大阪府南河内郡河南町かなんちょう一須賀~東山~太子町葉室はむろにわたる丘陵上にある古墳群(国の史跡)。6世紀(5世紀末とも)~7世紀前半に築造された府内でも有数の群集墳。23支群・総数262基からなると言われ、大半は径10~20m程の円墳。副葬品に舶載はくさい品と考えられる金銅製の沓や垂飾付耳飾・ミニチュア炊飯具等が見られ、北側の太子町にある7世紀代の王陵群=磯長谷しながだに古墳群との関連が想定される。朝鮮半島からもたらされた新しい技術力を背景に、有力氏族が支配した渡来系氏族の集団墓と考えられている。
一須賀古墳群の23支群のうちB支群~M支群は、「近つ飛鳥風土記の丘」として整備保存され、散策路も整備されており、多くの石室が見られる。風土記の丘の中にある「近つ飛鳥博物館(大阪府南河内郡河南町東山299)」には府内周辺の遺跡・古墳出土遺物等が展示されており、無料駐車場も完備されている。博物館は10時からだが、近隣の方々が散歩に来られるためか、駐車場は朝早くから開いている。
近つ飛鳥風土記の丘案内(管理事務所棟東側)
各支群の古墳位置マップが、散策路各所に立っている。
I7号墳付近のマップ例 B16号付近の例
博物館受付で貰える散策路マップが一番正確で、分かり易い。散策時は必携。
一須賀古墳群A支群・B支群
一須賀古墳群A支群・B支群 - OSAKA-TOM’s diary
一須賀古墳群C支群
一須賀古墳群D支群
一須賀古墳群E支群・F支群
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一須賀古墳群G支群
一須賀古墳群H支群・I支群
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一須賀古墳群J支群
一須賀古墳群K支群・L支群・M支群
一須賀古墳群K支群・L支群・M支群 - OSAKA-TOM’s diary
一須賀古墳群O支群・P支群・Q支群
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寛弘寺古墳群 移築石室