OSAKA-TOM’s diary

古墳散策

太平塚古墳

太平塚おおひらづか古墳は、大阪府南河内郡太子町春日。石室上を近鉄南大阪線が通る、7世紀の円墳。2023年5月11日(木)訪問。

 

西望

 *画像は、(スマホでも)PC版ならクリック(タップ)すると拡大されます。スマホ版ならピンチ拡大下さい。

墳丘(30m程の円墳)は殆ど滅失しているが、南南西に開口する石室は良好に遺存する。現在の開口部は、本来の羨道開口部ではなく、羨道天井石が欠落した部分。開口部の高さ80~85㎝。玄門部の幅1.9m程。手前には石室閉塞石の様な石が残る。

開口部北望

*開口部前の木製ガードには「太平塚古墳」と記した貼紙(赤〇)があるだけで、入室を拒むものではなさそうだが、子供が落ちたりしないかやや心配・・・。

 

花崗岩質の切石で構成された岩屋山式石室に後続する形式で、石室全長6.9m、玄室の長さ4.53m・幅2.3m・高さ2m(現状1.6~1.7m)。

玄室西側壁2段・東側壁3段、天井石3枚。

 

左袖

右袖

                      ↓閉塞石?

入室中に電車が通ったが、高架下の様な大きな音も振動もない。1300~1400年耐え抜いた石室の頑丈さを実感した。

36代孝徳真陵説もある。石室は立派だが、30mの円墳なので・・・?