白木しらき古墳は大阪府南河内郡河南町かなんちょう白木、ワールド牧場入場口横の駐車場北側の丘陵最高所辺りにある。横口式石槨が遺存する。2023年4月18日(火)訪問。
丘陵の最高所を目指すルートは色々あるだろうが、今回の進入口は駐車場北東端(下図の黄色〇・矢印)。石槨までの最短ルートと思われる。
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進入口から北北東に登って行く。杉林と笹に覆われているので、当然ジグザクに登ることになる。進入口と目的地の標高差は15~20m。石室にたどり着くのに10分掛からなかった。*樹木の林立する山の中では方角を見失うことが多いので、コンパス持参がお勧めです。また笹の繁茂する時期は避けた方が良さそうです。
参考にはなりませんが、登っている時の周囲の様子を載せておきます。
石槨 石槨から見返り(黄色枠が駐車場)
横口式石槨の奥室と前室部分が遺存する。羨道部は殆ど滅失している。
残存天井石正面の縦幅最大90㎝・横幅1m強。赤枠内が石槨奥室部分。切り石が用いられ、おそらく花崗岩?。
石槨奥室部分の幅0.9m・高さ0.9m・奥行き1.9m程。
(向かって)左側奥の壁石は幅104㎝、右側奥の壁石が76㎝(概数)。
(向かって)左側、奥から2番目(真ん中)の壁石の表出部分*の高さ84㎝・幅83㎝(概数)。
*下部に若干土が堆積
(向かって)右側、奥から2番目(真ん中)の壁石の表出部分は高さ79㎝・幅112㎝(概数)。
前室部分=一番手前の(向かって)左側の石材の表出部分の高さ95㎝・幅120㎝、右側の石材は高さ93㎝・幅100~110㎝(概数)。
石槨奥側から南望
石槨上から俯瞰