堂ノ山古墳は大阪府富田林市とんだばやしし錦織にしきおりの「大阪府営錦織公園」内にある7世紀の方墳。石室が南北方向に2基並ぶ珍しい埋葬施設がある。
2023年4月10日(月)訪問。
錦織公園は近鉄長野線「滝谷不動駅」より西へ徒歩20分。車で行く場合は、下記HPで駐車場情報を確認下さい。
錦織公園南駐車場から300m弱。
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下図の赤矢印。
なお直線距離で500m程北に南坪池古墳がある(フェンスで囲われ墳丘は見えない)。
駐車場西脇のパークセンターから北東方向へ上がって行く。
辺約10mの小さな方墳。石室が南北方向に2基並ぶ珍しい埋葬施設を有していた。
南望 案内 南東望
二つの石室はどちらも長さ約2.5m・幅約0.6m。両石室とも石材が一部抜き取られていたが、抜かれた箇所を花崗岩で補い、既存の石材はそのまま用いて復元されている。小規模ながら単独で立地し、古墳時代終末期(7世紀頃)の特徴を備え、被葬者は朝鮮半島からの渡来系集団の首長と考えられている。棺に伴った金具や釘が出土しているが、このうち鉄製棺金具は出土例が数少ない。
案内 西側北望 東側北望