OSAKA-TOM’s diary

古墳散策

小金平古墳

2023年4月10日(月)訪問。小金平こがねひら古墳は、大阪府富田林市とんだばやしし宮甲田みやこうだ町20にある、7世紀中葉の円墳。

 

徒歩なら以下図の青矢印(急坂)を登れるが、車なら明治池中学から回り込まないといけない(赤矢印)。

羽曳野丘陵から東に張り出した尾根の南斜面に位置した、元は径約9mの円墳。宅地造成のため、平成2年6月「甲田西児童遊園」内に石室が移築・復元保存された。「甲田西児童遊園」は急坂に沿って3段になっており、復元石室は一番下の段の北奥にある。

甲田西児童遊園最上段       最下段進入口北望          小金平古墳

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遊園2段目から見下ろし       北西望              案内

人頭大の河原石を積上げた横穴式石室で、主体部北側には半円形に巡る周溝があったらしい。石室は長さ約4m・幅約1m・高さ約1m、床面には小石が奥壁から2.5mにわたって敷きつめられ、木棺用の鉄針や須恵器が出土。追葬が2回行われ、1回目は7世紀後半。2回目は、底面に約1㎝の厚さで炭が敷きつめられていたことから、おそらく火葬が行われるようになった時期(=奈良時代)以降と考えられる。被葬者は周辺を治めた豪族と思われるとのこと。
東望               南望                西望

【参考】

移築・復元された小金平古墳 - 富田林市公式ウェブサイト