OSAKA-TOM’s diary

古墳散策

三大寺落し谷古墳群

三大寺落し谷古墳群は滋賀県甲賀市水口町三大寺にある。2024年3月17日(日)訪問。

 

広域農道から西望

*「〇望」=撮影方向は厳密な方角でなく「〇方面」程度の感覚で理解下さい。また勘違いの可能性も・・。

 

甲賀市教育委員会2008年刊「甲賀の横穴式石室-後期古墳群調査報告書-」P43-図31「三大寺落し谷古墳群古墳群 位置図」を編集・加工

*なお墳丘規模等の実測値も、甲賀市教育委員会2008年刊「甲賀の横穴式石室-後期古墳群調査報告書-」に準拠しています。

 

広域農道から田んぼの間の道を200m程行った尾根先端から、南北200m程の範囲に分布。小屋がある所(上図赤〇)が進入口。獣除け防護柵に沿って尾根筋を上がる。

進入口 北西望                   上り口 南西望

*画像は、(スマホでも)PC版ならクリック(タップ)すると拡大されます。スマホ版ならピンチ拡大下さい。

 

現在8基の円墳が確認されている。

1号墳 最高所(標高280m程)にある。径8.5m(古墳状隆起かもということでパス)。

 

2・3・4号墳は一列に連続。

2号墳 径9.6m。封土の流失が顕著。南東向きの石室が抜き取られた跡が陥没。

北西望 見上げ                   墳頂南西望(陥没)

3号墳 径14.4mで最大。南東向きの石室が抜き取られた跡が深さ1m程陥没。

墳頂北東望                     北西望

4号墳 径9m。古墳群の北東端、上り口すぐの所。南東向きの石室が抜き取られた跡がやや陥没。

南西望                       東望

5号墳 径8.2m、唯一石室が遺存する。進入口の小屋から尾根裾沿いに南に少し行き、

斜め上に上がれそうな所から入る。奥(南)に進むと竹藪の中にある。

南望(竹にピンクテープ)               開口部西望

*季節や経過年数により周辺の様子や目印が変わることが多いので注意下さい。

開口部は幅0.9m。南東向きの長さ1.7mの小型石室。

 

6号墳は径6m、7号墳は径9m、いずれも封土の流失が顕著。8号墳は径9.5m、石室石材が抜き取られ、3×4.5m・深さ1.3mの陥没=石室痕跡があるとのことだがパス。

6号墳~8号墳方面南望