2022.11.4(金)。宇佐山古墳群 大津市神宮町1。宇佐八幡宮の参道脇から近江神宮南側に分布する。
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財団法人滋賀県文化財保護協会による、2010年7月4日の現地説明会資料の「図1分布図」が分かりやすい。
その「図1分布図」を一部加工したのが下図。
上記分布図の番号に従って、巡った順に掲載します。ただしアクセス不可能な8号墳は、最初に近江神宮時計館南側の駐車場から臨みました。13号墳発掘現場への進入口は施錠されていますが、横に案内板があります(写真加工技術で明瞭度を上げていますが、実際には殆ど読めません)。そこから「よいこのもり保育園」入園口に廻り込み、南側の側道から宇佐八幡宮へ向かいました。
8号墳遠景西望 13号墳案内 宇佐八幡宮方面へ
*PCなら画像をクリックすると拡大されます(スマホならピンチ拡大して下さい)。
宇佐八幡宮へは、麓の鳥居から350m程だが、かなり勾配がキツイのでそのつもりで・・・。また、鳥居から100m程の所に「御足形」という宇佐八幡宮の神域がある。
先ずは1・2号墳を経由して宇佐八幡宮まで登り、そこから番号順に巡る。
1号墳・2号墳
墳丘はよく分からない。多分この辺だろうと言うのが以下の写真。
1号墳辺り西望=黄〇 1.・2号墳辺り 2号墳辺り南東望=赤〇
宇佐八幡宮
舞殿(神楽殿) 中門 縁起 本殿 宇佐山城跡
3号墳・4号墳
3号墳辺りにそれらしい墳丘は見当たらないが、4号墳は墳丘が確認できる。
3号墳辺り北望 4号墳南東望 4号墳見返り
5号墳・6号墳
4号墳から、南東に延びる尾根を下って行く。
5号墳南東望 5号墳見返り 6号墳南東望 6号墳見返り
13号墳・9号墳
6号墳の東側に開けた空地があり、13号墳辺りが望める。13号墳からは2010年6月に、5世紀前半の古墳の箱式石棺と、赤く染まった成人男性の頭蓋骨等が見つかっている。
詳細は前掲の「財団法人滋賀県文化財保護協会による、2010年7月4日の現地説明会資料」を参照下さい。
13号墳南東望 13号墳東望 9号墳方面東望 9号墳北西望
10号墳・7号墳
殆ど下りきった辺りに10号墳らしき僅かな高まりがあり、南東下側には「よいこのもり保育園」が見える。6号墳まで一旦戻り、西南西の7号墳へ。
10号墳南東望 7号墳東望 7号墳北東望
11号墳・12号墳
7号墳から西南西に11号墳。横に「御足形」の赤い結界柵が見える。12号墳は、場所は分かり易いが古墳とは気付かないだろう。
11号墳北西望 11号墳南東望 11号墳東望 12号墳東望
山林斜面の群集墳は、密集せずバラけている場合、分布図があっても方向を見失い易いので、コンパスは必携かも。また雨の日の翌日はぬかるむので、避けた方がよいと思います。当然、笹や蚊の盛んな夏場も避けるべきです。
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近江神宮
38代天智天皇が主祭神。全国16勅祭社の一社。ご鎮座はS15年11月7日、R2年11月で80周年を迎えているそうだ。
時計館 天智期671年、大津京では漏刻(水時計)を設置し、鍾鼓で時を知らせたという日本書紀の記事がある。S58年わが国最初の時計博物館が設けられ、H22年「時計館宝物館」として改装。1階時計館には高松宮家から下賜された最古級の懐中時計や各種和時計等古今東西の時計を展示している。