JR桜井線・近鉄大阪線桜井駅の南東1.5km程にある鳥見山(とみやま=標高約245m)一帯を囲むように点在する古墳の一つがコロコロ山古墳。
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奈良県桜井市高田 。1984年(S59)に発見、1985年(S60)に発掘調査されている。元は一辺30m・高さ3m、6世紀末~7世紀初頭の方墳で、現在の西側住宅地(桜井市阿部)にあったが、1987年(S62)に両袖式の横穴式石室が移築保存された。フェンスで囲われているが、扉は施錠されておらず石室の見学は可能。
2018年4月9日(月)一度訪問しているが、当時施錠されていると思い込み入室しなかったので、2022年6月17日(金)再訪。2018年当時、真っ白だった案内が新しくなっていた。
南東望 東望 フェンス 案内
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石室は全長11m、羨道長5.65m・幅1.75m・高さ不詳。
玄室は長さ5.35m・幅2.5m・高さ不詳。天井部は失われており、代わりにコンクリートで覆われている。しかしながら、剥き出しになった側壁は、構築途中の様相で、側壁の構造が見れる点は貴重かも・・・・・。
玄室 西側壁 東側壁 覆い屋
東側壁奥側上部 玄門側上部 西側壁上部
左袖部 右袖部 楣石 羨道
なお石室内で、初葬時の副葬品として耳環・ピンセット状鉄製品・鍔・土器等、追葬時の副葬品として金銅製刀子・鉄斧・土器等があったらしい。
コロコロ山古墳(桜井市阿部) - 一般社団法人 桜井市観光協会公式ホームページ