池ノ谷古墳群
【今回のルート】2020.5.25(月)
名阪国道=針IC~(国道369号)~(農免農道)~[奈良市都祁南之庄町]~(県道781号)~三陵墓古墳群~市場古墳群~観音山古墳群~(国道369号)~貝那木古墳群~(国道369号)~(広域農道)~奈良県立野外活動センター=池ノ谷古墳群~(広域農道・農免農道)~名阪国道=針IC
【貝那木古墳群~(369号外の橋→吐山交差点)~(広域農道)~野外活動センター 3.2km】(針IC~7.8km)
*Yahoo!地図を編集・加工
池ノ谷古墳群
奈良市都祁吐山町字池ノ谷。県立青少年野外活動センター内。
*Yahoo!地図を編集・加工 *奈良県遺跡Webを編集・加工
センター前信号から、駐車場に至る道の右手に、小さな丘陵があり、その中央辺りから頂上目指して20m程真っすぐ登ると池ノ谷4号墳、その右上10m程に5号墳があるらしいが、とても登れそうにないのでスルー。行った方には敬服する。
野外活動センターは広大な施設だった。コロナ騒動で暫くは利用者も少なかっただろう。この日は月曜と言うこともあって、全く一人だった。
駐車場から管理棟への道。
池ノ谷1号墳
保存状態の良い1号墳は、管理棟前広場のすぐ西隣で、すぐ分かる。径19mの円墳で、粘土質の盛り土で築かれている。横穴式石室は、全長8.1m、玄室長3m、幅1.8m、高さ2.1m、羨道長5.1m、幅1.25mの右片袖式で、南東に開口。石室の前に1.6m×1.2mの巨石があり、閉塞石と見られている。
玄室天井石 西側壁玄門側 奥壁側 東側壁玄門側 奥壁側
玄門西上隅 東上隅 羨道部東壁 西壁(右片袖)
墳丘西面 墳頂東望 管理棟見下ろし 南東面見下ろし
池ノ谷3号墳
1号墳をグルッと回り、残炭処理場へ向け200m程北に下る。左側の笹薮の中に3号墳の石室が開口する。
内部はかなり埋まっている。それにしても両側壁の間がやたら狭い。1mあるかないか、羨道にしても狭い???? 道が奥壁側で施設道路を造る際削平されたのだろう。
残炭処理場の向いが、石材で埋め尽くされている。まさかこんな地山があるはずはなく、おそらく施設建設の際に、削平した石室石材の捨て場だったのだろう・・・?
3号墳見返り(赤矢印が残炭処理場)
*ウシガシバ古墳(12B-55)
野外活動センター前の信号から、北西に200mほど進むと左手に最初のY字路がある。道の反対側にカーブミラーがあり、短いガードレールでふさがれている。ある古墳関連ブログで、「その脇から北の山林に山道がある。山道を100mほど行くと道が途切れるので、そこから左の山頂に向って30mほど上るとウシガシバ古墳(12B-55)の墳丘が見える」とあったが、今はとても入れそうにないのでスルー。
【野外活動センター~針IC 5km】
*Yahoo!地図を編集・加工
(今回のルート全行程計13km)
最寄り駅があれば、歩いて回れない距離ではない。とは言え、車で行っても、あちこちウロウロで10km近くは歩いた。
絶好の古墳散策時期が、コロナ騒動で自粛となった。夏場は藪蚊・蛇・クマ笹等々で山あいの古墳探訪はヤッカイになるなー。